ワシントンDC・台北・東京 、 2024年6月20日 — アジア・グループ(TAG)は、台北に新事務所を開設し、磯部晃一元陸将と吉田康彦大使をそれぞれ日本の防衛および経済政策担当のシニア・アドバイザーに任命したことを発表しました。TAGの台湾と日本における戦略的成長は、地域のサプライチェーンにおける両経済の重要な役割を反映し、また、アジアの複雑な政治情勢をナビゲートする企業の成功に不可欠な優れた人材を確保するというコミットメントを示しています。
「日本と台湾は、インド太平洋地域において急速に変化している防衛の優先事項や高まるサプライチェーンの圧力に対応する中で、中心的な立ち位置にあります。TAGは、台湾と日本の経済発展にコミットしており、同時に南アジアおよび東南アジアでビジネス拡大を模索する台湾および日本の企業を支援します。」(TAG マネージング・パートナー カート・トン大使)
TAGの台湾プラクティスは、外国企業に対して国内政策動向や渉外戦略に関するアドバイスを提供し、半導体製造、電子製品サプライチェーン、人工知能やライフ・サイエンスといった新興産業における台湾の世界的リーダーシップにより生まれたビジネス機会を捉えるサポートをします。また同プラクティスは、台湾の主要複合企業と緊密に連携し、インド、ベトナム、タイなど主要南・東南アジア経済圏への進出の評価と実行をお手伝いしています。
台北在住のシニア・アソシエイトとしてキャサリン・チウが加わり、台湾・香港担当マネージング・ディレクター兼デジタル部門共同リードのジョージ・チェンと共に台湾プラクティスを率います。チウは、游錫堃(ユウ・シャクコン)元台湾立法院院長の機密秘書を務め、台湾の政治情勢に関する豊富な知識を有しています。
TAGの日本プラクティスは、カート・トン大使とカントリーディレクターの白新田十久子が率いており、世界の主要企業の市場参入や防衛、デジタル、先端技術、ライフサイエンス、金融分野等における規制および政治的課題解決のための支援をしています。TAGは、米国やオーストラリア等地域パートナーとの防衛協力や、クアッド(日米豪印)や韓国との政策協力などに関して、日本の国内・国際的政策目標に沿った形で企業が理解を深め、戦略を立案・形成するサポートをしています。また、日本の主要なテクノロジー企業や総合商社のグローバル課題解決、市場参入戦略評価、そしてインド太平洋地域における市場参入問題への対応を支援しています。
磯部晃一元陸将は、防衛担当のシニア・アドバイザーとしてTAGに加わります。陸上自衛隊での35年間と日本国際安全保障協会理事としての経験を基に、防衛調達や防衛と外交政策の優先事項における結びつきなど、日本の防衛情勢に関する実績ある見解をご提供します。経済政策担当シニア・アドバイザーとしてTAGに加わる吉田康彦大使は、主に経済産業省で培った37年以上の貿易・産業政策に関する経験を有しています。吉田大使は、インド太平洋地域のエネルギー政策、デジタル政策における進展、半導体およびその他のサプライチェーン関連の課題、そして日本とインドの2国間経済・ビジネス関係に関する豊富な専門知識をご提供します。
アジア・グループ(TAG)は、インド太平洋地域で活躍するグローバル企業のためのトップパートナーです。インド太平洋地域全域において、多様な分野にまたがるダイナミックな専門家チームを擁しています。TAGは公共政策と企業戦略の交差点において、企業が新たな価値を引き出し、リスクを軽減することを可能にします。